スズキ バレーノ BALENO 1.4L直噴ターボ・レギュラー仕様

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スズキ バレーノの魅力・長所

排気量1Lでワイド&ロー3ナンバーのコンパクトカー

 バレーノの全長は4メートル以下とホンダフィットと同等ですが、
 横幅が1745mmあるおかげで3ナンバーになります。
 また高さも他のコンパクトカーより低く抑えられていて、
 いわゆる“ワイド&ロー”という独特のプロポーションをしています。
 上位グレードはターボエンジンで、排気量が1Lですから、
 3ナンバーの排気量1Lの車というのは、珍しい車だといえます。

 バレーノのエクステリアデザインは、非常に上手くまとめられていると思います。
 リアはシンプルで非常に好感が持てますし、サイドも綺麗に整っています。
 問題は、フロントデザインですが、人によっては、もう一工夫あってもよいと思うかもしれません。
 個人的には、悪くはない印象です。
 最近見られるような個性が際立って目立つデザインよりは、むしろよいように思います。
 実際、街中の対向車で見かけると、風景になじんでいるという感じがして悪くありません。

後部座席の幅や足元の空間が広い

画像はスズキ バレーノ公式サイトより

 バレーノの最大の長所の一つが、後席の足元が広くとられているということです。
 このクラスにしては後席の足元が充分に広いうえに、3ナンバーなので横幅も広いため、後席は不満のないレベルです。
 今では、軽自動車の後席も足元は広くとられているものも多いため、軽自動車からの乗り換えを考えても、重要なポイントです。
 あと、これは賛否あるでしょうが、後席の真ん中が膨らんでおらず平べったいのもよいと思います。
 実際、後席に3人座るとなると、中央が高くなっていると、座りずらそうなので、平べったい方が使いやすいです。
 今後期待したいことがあるとすれば、後席のリクライニングができるとうれしいところです。

新開発の直噴ターボエンジン(BOOSTERJET)

 バレーノのXSに搭載されている1.2Lガソリンエンジンも実績のある素晴らしいエンジンですが、
 今回、新たに開発された直噴ターボエンジン(ダウンサイジングターボ)が搭載されました。
 スズキは、1.6L並みの動力性能があると謳っているように、
 非常にトルクフルでパワーを感じることができます。
 ちなみにXTはハイオクですが、ハイオクだからこそ良質なエンジンフィーリングが体感できると言えます。
 バレーノには、マイルドハイブリッドもアイドリングストップもついてませんが、
 その分だけ価格は抑えられていますし、
 むしろアイドリングストップなんて無いほうが違和感なく乗れると言えるかもしれません。
 車の挙動が素直でがおかしな動きをすることが無いので、安心して乗れると思います。
 そういう意味では、バレーノは素のエンジン性能を楽しめる質実剛健な車だと言えます。

 また、エンジン性能に加えて、運転者コックピット部の
 ブルーの自発光メーターは非常にカッコいいと思いますし、
 スピードメーターが220kmまであるのも嬉しい特徴です。
 実際に220km出すことはないのですが、高速域での安心感を感じることができます。

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